SDL_ConvertAudioは1つの引数cvtだけをとり、これは事前に初期化されている必要があります。 SDL_AudioCVT構造体を初期化するために2つの段階を経る必要があります。 まず最初に、変換元と変換先のフォーマットを指定した構造体をSDL_BuildAudioCVTに渡さなければいけません。 次にcvt->bufとcvt->lenフィールドをそれぞれ設定します。 cvt->bufはオーディオデータへのポインタを、cvt->lenは、そのオーディオデータの長さをバイト単位で指定します。 bufで指定されたバッファの大きさは、 len*len_mult バイトになることを忘れないでください。
SDL_AudioCVT構造体が初期化されると、 cvt->bufで 示されたオーディオデータを変換するために SDL_ConvertAudioを呼び出すことができます。 変換が成功するとSDL_ConvertAudioは0を返します。失敗した場合は-1を返します。
変換が成功すると、変換されたオーディオデータは cvt->bufから読み出すことができます。 変換後のバッファ内にあるオーディオデータの正しい大きさは cvt->len*cvt->len_ratioとなります。
/* WAVデータをハードウエアのフォーマットに変換します */
void my_audio_callback(void *userdata, Uint8 *stream, int len);
SDL_AudioSpec *desired, *obtained;
SDL_AudioSpec wav_spec;
SDL_AudioCVT wav_cvt;
Uint32 wav_len;
Uint8 *wav_buf;
int ret;
/* オーディオ用のバッファを確保します */
desired=(SDL_AudioSpec *)malloc(sizeof(SDL_AudioSpec));
obtained=(SDL_AudioSpec *)malloc(sizeof(SDL_AudioSpec));
/* 変換したいフォーマットを設定します */
desired->freq=22050;
desired->format=AUDIO_S16LSB;
desired->samples=8192;
desired->callback=my_audio_callback;
desired->userdata=NULL;
/* オーディオデバイスを開きます */
if ( SDL_OpenAudio(desired, obtained) < 0 ){
fprintf(stderr, "オーディオデバイスのオープンに失敗しました: %s\n", SDL_GetError());
exit(-1);
}
free(desired);
/* test.wavを読み込みます */
if( SDL_LoadWAV("test.wav", &wav_spec, &wav_buf, &wav_len) == NULL ){
fprintf(stderr, "test.wavを開くことができませんでした: %s\n", SDL_GetError());
SDL_CloseAudio();
free(obtained);
exit(-1);
}
/* AudioCVT構造体を設定します */
ret = SDL_BuildAudioCVT(&wav_cvt,
wav_spec.format, wav_spec.channels, wav_spec.freq,
obtained->format, obtained->channels, obtained->freq);
/* 変換器の生成に成功したかどうかチェックします */
if(ret==-1){
fprintf(stderr, "変換器の生成に失敗しました!\n");
SDL_CloseAudio();
free(obtained);
SDL_FreeWAV(wav_buf);
}
/* 変換の準備をします */
wav_cvt.buf=(Uint8 *)malloc(wav_len*wav_cvt.len_mult);
wav_cvt.len=wav_len;
memcpy(wav_cvt.buf, wav_buf, wav_len);
/* 元のWAVデータはこの時点で解放することができます */
SDL_FreeWAV(wav_buf);
/* 変換の準備ができましたので変換します */
SDL_ConvertAudio(&wav_cvt);
/* 変換後の処理 */
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